小麦アレルギー持ちで一番辛いこと、それは…
「餃子が食べられないこと」です。
王将にふらっと入って餃子一人前!って頼めないんですよ。辛くないですか?たまに誘惑に負けて最寄り駅前の王将に吸い込まれてしまうこともあるんですがね(笑)そんな時は体の痒みで翌日寝不足でしんどくなることを覚悟して食べなくてはなりません…本当に悲しい限りです( ノД`)シクシク
皮の代わりになるものを考える
小麦の皮がだめなら、原料を変えて皮から作るか?タピオカ粉を使えば弾力のあるもっちり皮が作れそうな気がします。しかし絶賛腱鞘炎中の私には捏ねて伸ばしてはかなりきつそう(泣)というわけで皮から作る案は消えます。
皮ではないもので、代わりに具を包めるものはないだろうか。色々調べていると、どうやら大根が使えそうだ!ということでさっそく作ってみることに。レッツトライ!
大根餃子のレシピ
<材料>(約40個分)
・鶏挽肉 400g(胸肉200g+もも肉200g)
・きゃべつ 1/4玉
・にら 1/2束
・えのき 半袋
・にんにく 4~5片
・大根 20㎝程度(3~4㎜で40枚程度)
☆すりおろし生姜 大さじ2
☆酒 小さじ2
☆しょうゆ 小さじ2
☆塩 小さじ2/3
☆こしょう 少々
☆ごま油 大さじ1
※お好みで大葉、山椒など
この暑い時期は近い産地の大根は流通していません。スーパーに行ってみると、案の定北海道産の大根でした。あまり美味しそうな大根がないなー…と思いながらも渋々買いました。普段生き生きした野菜を見ているから余計に感じてしまいます(^^;)やはり野菜は旬が一番美味しそうな姿をしていますね。
きのこ類はお好きなものでかまいません。えのきは安いので助かります(笑)贅沢にきくらげとかも美味しいと思いますよ!
今回、私が豚肉アレルギーがあるため鶏肉を使用しています。もも肉と胸肉を半分ずつにしてよりヘルシーにしました。この比率はお好みで変えてください。
<手順>
1.大根の一番太い部分を3~4㎜にスライスし、水から中火で茹でる。
だいたい10分程度ですが、大根の色が白→透明になってきて、柔らかくなってしなるようになるのが目安です。ざるにあげたら水を切り、そのまま冷ましておきます。
2.きゃべつをみじん切りにして、塩少々をまぶし5分程放置し、出た水分を絞る。
3.にら、えのき、にんにくはみじん切りにして1と合わせる。
3.鶏挽肉と☆を全て2に入れ、手で揉むようにして混ぜ合わせる。
これで肉だねの完成。実は我が家ではあまり挽肉を買うことはありません。今回も塊を買ってきて、必要な量だけぶつ切りにして☆と一緒にフードプロセッサーで一気に混ぜてしまうやり方です。その後、野菜と合わせれば上の作り方と完成形はあまり変わりません。
何故抗するかというと、単純に挽肉より塊肉の方が安いから(笑)使わない分はぶつ切りにして酒と塩を揉みこんで冷凍しておくなり、電子レンジにかけて蒸し鶏にしてしまいます。こうして半調理もついでにしておくと平日の料理が楽になるのでおすすめですよ♪
4.3を大根にのせてサンドしていきます。さすがに包むことはできないので(笑)
この作業をやっている時に感じると思いますが、大根の厚みがあると曲がった状態で形が保てず、たねと離れやすいのです。どうしてもくっついてくれない場合は具材を最小限にしましょう。
おそらくこれは詰め過ぎです(笑)普通の餃子でもそうなのですが、どうしても多く詰めがちで。。欲張りな私です(´▽`)まぁくっついてるので良し☆
6.分量外のごま油をひき、餃子を並べ中火で両面きつね色になるまで焼きます。
焼き目がついたら中弱火にして1~2分程ふたをして蒸し焼きにします。大根から水分が出るので水を入れる必要はありません。
大根が厚かったものや詰め過ぎ(笑)のものが焼いている最中に剥がれてきてしまいますが、ひっくり返したりしてごまかせばなんとかなります。
じゃじゃーん。大根餃子のできあがり。美味しそうな焼き色です(*´▽`*)さっそく食べてみましょう!
普通の餃子とはまた違う美味しさ!
一口食べた感想、美味い!!!肉だねの味付けもベストでした。そして何より大根の甘味が際立っている!これは普通の餃子にはない良さですねぇ。残念ながら肉だねが完全に包まれていないため肉汁じゅわ~は味わえませんが、これはこれで美味しいです。塩ポン酢とラー油が最高に合います。
大葉を添えて一緒に食べると…これまた絶品。爽やかな味わいになります!山椒をぱらっと挽いて食べても最高でしたよ。
食後胃もたれを感じない素晴らしさ
考えてみればこれ、NO炭水化物餃子でもありますね。低糖質・低カロリーでダイエットしている方にもおすすめです。しかも大根ですから胃に優しいです。しっかり加熱しているので、ジアスターゼなどの消化酵素は失活してしまってるかもですが(^^;)
綺麗に作るコツは大根の厚みと茹で加減
大根が具をサンドする皮になるためには、程良い厚みと茹で加減がキーポイントになります。作ってみた感覚では3~4㎜がベスト。これ以上厚くなっていくにつれて弾力が失われ、具材から剥がれ易くなってしまいます。逆に薄くなると、今度は破れ易くなってしまいます。包んでいるときは平気でも焼いている時が危ういです。
また茹で加減も弾力性に影響が出ますので、透明かつ程良い弾力のところで引き上げるようにしてください。くたくたになるまで茹でてしまうとこれまた破れてしまいます。
こんなところを意識して、ぜひ皆さんも大根餃子チャレンジしてみてください♪
今回使用したおすすめの調味料
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ごま油はかどやの濃口銀印を使っています。胡麻油の使用頻度高めの我が家なので、大容量をamazon定期便で購入しています。胡麻油は酸化安定性が高いのであまり気にせず使えるのが良いです。銀印は香りが強く濃厚、主張が強めなのが特徴です。香りが飛びやすい加熱料理に使うようにしています。
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もう少しお上品な胡麻油がお好みの方におすすめなのはこちら。岩井の胡麻油金口。化学的製法や添加物を一切使わない伝統的な圧搾法で作られています。岩井の胡麻油株式会社は1857年創業、横浜を代表する企業です。蓋を開けた時の芳ばしい香りがたまりません。お値段も張りますが、それだけの価値があります。ナムルやドレッシングなど、加熱しない調理に使用するのがおすすめです。
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我が家では山椒はミルタイプのものを使用しています。挽きたては香りが良いです。沢山使うものでもないので、置いておくと便利です^^
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