『Fast DOCTOR』とは?
この言葉を聞いたことある人はどれだけいるでしょう?
まだあまり認知されてないかもしれませんね。
『Fast DOCTOR』は、休日・夜間の急病で通院できない人のために救急往診を手配する医療サービスです。
私も今回初めて知りました。
高齢化が進む昨今、高齢者のみの世帯も増えてきています。
自力での救急外来受診が難しく、救急車の出動件数も年々増加傾向にあるようです。
そんな現代の救急医療の問題を解決すべく立ち上げられたのが、この『Fast DOCTOR』なのです。
利用した経緯
先週の三連休ど真ん中、人生で一番辛い高熱を出しました。
最高記録39.4℃
ほんっとに死ぬかと思いましたね(笑)
朝起きた時は何ともなかったのですが、夕方くらいから猛烈な倦怠感、関節痛、体の震え、頭の熱感が。
それはそれは急激に。
帰省していた実家から足早に自宅へ向かうも、帰路の間に状態はみるみる悪化。
電車で迷わず優先席に座るレベル。
「もしコロナだったら…今近くにいる人、マジごめんな…」
そんな気持ちでした。
やっとの思いで帰宅。
検温すると38.5℃
家に着いたのと夫がいてくれる安心感で少し楽になった…
と思っていたのも束の間。
夜更けに向かって益々熱くなる頭
ドンドンドンと破裂しそうな勢いで脈打つ心臓
動悸がとにかく苦しくて、一体自分はどうなってしまうんだという不安が余計に煽る。
なんとか自力で一晩越そうと思っていましたが、限界がきました。
しかし今日は土曜日の夜。
もう21時を回っている。
気が遠くなっている私の代わりに夫が見つけてくれたのが、『Fast DOCTOR』でした。
今から受け入れてくれる救急病院を電話で探してタクシーを呼んで向かうのに、おそらく最低2時間以上はかかる。
一体どれくらいの時間で医師が駆け付けてくれるかはわからないけれど、今この場から動かなくて良いことが何より魅力的だった。
夫の助けを借りてもこの時の自分は動くのがしんどかった。。
そんな経緯で往診を依頼することを決めました。
実際の利用方法
電話はもちろん、webからも気軽に診察依頼ができます。
なんとLINEからも友達登録して診察依頼することもできるのです。
現在の受付状況なんかも確認できます。
今からどれくらいの時間で来てくれるのかわかるのは有難いですよね。
エコー検査や点滴もできるってすごい。
救急車を呼ぶとなるとご近所にも知れてしまいますし、夜中にサイレンの音で迷惑かけてしまうなーとかも考えてしまいます。。
そういった点でも『Fast DOCTOR』は良いですよね。
第一次受付
今回夫が手配してくれたのですが、まずはHPトップにあるフリーダイヤルから電話で診察依頼をしました。
症状や住所などを伝え、サービス適用範囲内の地域かどうか確認されます。
会話は5分程で終わり、折り返しを待つように指示されます。
第二次受付
10分程経ってから別の担当者から折り返しがきました。
この10分がこの時はとてつもなく長く感じた。。
この時に詳しい問診を受けます。
「どんな症状か」
「熱は何度か」
「脈拍はどれくらいか」
などなど、脈拍についてはかなり細かく聞かれました。
「10秒間にだいたいどれくらいか」
「普段はどれくらいか」
傍に秒数見れる時計がなくてわかんないよ~と二人してわたわたして、だいたい20くらいじゃないかと適当な回答で終わりましたが(笑)
そんなこんなで、やっと往診担当の医師を手配してくれることに。
時間がわかり次第再度ご連絡しますとの事で、一旦電話は終了。
10分程経って折り返しがあり、医師の到着は大体23時半~24時頃になるとのこと。
この時点で22時過ぎくらいだったので、あと90分程は待機が必要。
「それまで私もつのか…」
気が遠くなりました(T_T)
待ってる間は途中意識があったりなかったり、夢と現実をさまよっているような感覚でした。
とにかく動機で胸が苦しくて、怖かったなぁ(´;ω;`)
担当医到着・診察
23時半頃、往診担当の医師がやっと到着。
それだけで動悸が少し和らいだように感じました。
お医者さんて偉大ですね…!
以下先生との実際の会話。
先生「かなり辛そうですねぇ」
私「はい…動悸で胸が苦しくて…」
先生「脈拍と酸素計りますね」
私「はい…」
先生「脈拍100ありますね。酸素は充分あるから安心してください。んー、一応インフルの検査やりますか?可能性は低いと思うけど…」
私「…お願いします」
あの鼻に突っ込むやつ。笑
何年振りにやっただろう、本当痛いですよねあれ。涙出る。
先生「インフルは陰性、風邪ですね」
私「えっ」
先生「風邪でも39度くらい出ますからね~。ちなみにコロナは37.5度以上の熱が3日、咳や肺炎の症状が出ない限り病院は行く必要ないです」
私「はぁ…(会話する気力がない)」
先生「それ以外に辛い症状ありますか?」
私「とにかく動悸で胸と呼吸が苦しいのが…辛いです」
先生「聴診器当ててみましょうか。………うん、特に異常な音はないですね。とりあえず今日は解熱剤だけで大丈夫でしょう。熱が下がれば動機も楽になります」
私「はい」
先生「アセトアミノフェン(カロナール)出しておきますね。一度に二錠服用。今飲んでください」
私「二錠も飲むんですか…?私ロキソニンとかでお腹下したり副作用出やすいんですけど大丈夫ですか」
先生「ロキソニンは確かに胃腸の副作用出る人いますね。アセトアミノフェンは子供も使える解熱剤で副作用もほとんどないから大丈夫です」
私「わかりました」
先生とこんなやりとりをして、診察終了。
結局インフルでもなく拍子抜けする結果でしたが、可能性を潰すことができてとても安心しました。
アセトアミノフェンは、なんか聞いたことあるよなぁと思ってはいたのですがその時は頭が回らず。
後々考えてみたら、普段生理痛が辛い時に服用してる薬に使われている成分と同じでした。
小学生でも使える痛み止め。
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『バファリン ルナJ』は生理痛がきつい時に実際に使っている痛み止めです。
効果はロキソニンと変わらずしっかり痛みを和らげてくれますよ^^
診察にかかった時間はだいたい15分程度。
90分待ったのにあっという間過ぎて(笑)
この日来てくれた方は、世田谷にあるクリニックの先生でした。
夜中に遠くまで本当にありがとうございました。。
まとめ:『Fast DOCTOR』を利用して良かった!もっとこのサービスをたくさんの人に知って欲しい
個人的には今回『Fast DOCTOR』を利用してとても良かったです。
結果的には大きな病気ではなかったですが、それを認知している安心感は何にも代えられません。
家に解熱剤もなかったので、本当に助かりました。
救急車呼ぶほどではないけれど辛い、という時に気軽に頼れるのも良いですね。
ご近所にも知られずサイレンの音で迷惑を掛けることもない。
また高齢者だけの世帯はもちろん、我が家のように車を持たない世帯にとってもこのサービスはかなり有難いなと感じました。
健康な家族に車を運転してもらえれば夜中の救急病院もハードルは下がりますが、タクシー会社に電話して…となると出発までに時間もかかります。
受け入れてくれる救急病院にもよりますが、遠い場所を指定されるとタクシー代も馬鹿になりません。
過去に夫が骨折した時、タクシーで片道40分くらいの病院しか受け入れてもらえず、病院探しから帰宅するまで3~4時間はかかりました。
交通費と診療費併せて2万円近くかかった記憶^^;
それを思うと、今回は最初の受付から診療が終わるまで約2時間半。
診療代はお薬も併せて14,000円程度でクレジット払いも可。
受け入れ可能な病院を探す手間も移動の負担もない。
ただ待機していればOK。
本人はもちろん家族の負担も軽くなります。
本当に素晴らしいサービスだと思います!
『Fast DOCTOR』を見つけてくれた夫に心から感謝です。
また緊急事態が起きた時は利用しようと思います^^
≪Fast DOCTORのメリット≫
①自力で動けなくても自宅で外来と同レベルの診察を受けることができる
②タクシーを使って救急にかかるのと変わらない時間と費用
③救急車のように大がかりにならず近所にも知られない
その後ですが、お陰様で翌日には熱も下がり、一体なんだったのかという感じでした。
デトックスが促進されるこの季節、溜まりに溜まっていたものを体が一気に出したのかもしれませんね(;^_^A
高熱が出ることは免疫力がある証!
とポジティブに捉えておこうと思います(笑)
こんなご時世ですので、皆さんもくれぐれも健康にはお気を付けくださいませm(_ _)m
最後までお読みいただきありがとうございました!
miku
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